保育士資格を独学で取得するのは難易度が高い??
保育士資格取得試験を独学で突破するのは難易度が高い?
「保育士になるために保育士の資格を取得したい!」
と一念発起して、
保育士資格試験を受けようと思っているけれど…
「やっぱり独学じゃ難しいのかな?」
て考えますよね???
保育士試験の合格率は
例年10~20%台の
難関資格とも言えます。
「じゃあやっぱり問題が難しいの??」
と思われるかもしれませんが…
問題の難易度は低めだと思います。
むしろ一般常識や子育て経験がある方なら
試験勉強しなくても受かるような問題も
けっこう見受けられます。
問題
次の文は、子どもを寝かせる環境と
その整備に関する記述である。
適切な記述を○、 不適切な記述を
×とした場合の正しい組み合わせを
一つ選びなさい。
A 部屋の温度は、夏季は 25℃前後、
冬季は 20℃前後、湿度は 50 ~ 70%程度が
適当で ある。
B 風邪が流行しているときは、
室内が寒くならないよう、換気はせずに、
窓や扉を閉め ておく。
C 夏季の暑い日は、クーラーや扇風機を調節し、
できるだけ子どもの体に風が当たるよ うにする。
D 子どもの睡眠中は眠りを妨げないように、
保育者はできるだけ別室ですごすとよい。
(組み合わせ)
A B C D
1 ○ × ○ ×
2 ○ × × ○
3 ○ × × ×
4 × ○ × ×
5 × × ○ ×
答え:3
出典・参考
平成28年保育士試験 過去問題
「こどもの保健」より
いかがでしょうか?
細かい湿度・温度の値とかは
ちょっと曖昧に覚えがちですが…
お母さんにとっては常識問題では
ないでしょうか?
ちょっと解説すると
Aは〇です。
湿度は40%以下だと喉の乾燥を覚え、
70%以上だとカビなどが発生しやすくなります。
また、快適と感じる室温は27度といわれますが
子どもは代謝が良く活発で発熱量が多いので
室温も低めに設定します。
Bは×です。
定期的な喚起によって室内に浮遊する
ウィルス・細菌の数を減らすことが
できるからです。
Cは×です。
こどもの体は小さく、
乾燥や低体温にとても弱いんです。
お昼寝中の乳児に扇風機の風を
直接あてたことによる
低体温や気管支閉塞で
死亡したという事故の報告が
あります。
Dは×です。
寝具での窒息などの事故は
お昼寝や就寝時に多発します。
必ず誰かは寝ている子供に目の届く
範囲に居て、定期的に呼吸や姿勢の
チェックが欠かせません。
こんな解説すらいりませんよね??
「なーんだこんな問題なら楽勝!
独学でがんばるわ~☆」
って思いますよね??
保育士試験の合格率はわずか1割~2割!
受験者のうち90%~80%の方は
不合格になるという事です。
問題はやさしめなのに、
合格者が少ない理由…
それは
「全科目6割以上の正答率で合格」
という点がネックになっています。
保育士試験って科目ごとに
けっこう難易度が違います。
年度によっても難易度が変わります。
また法改正や試験内容の改定も
頻繁にあるのでそこもきちんと加味して
受験に臨まなければなりません。
ですので、
他の科目は合格したけど…
どうしてもこの科目だけは
合格できないという方が
結構多いんです。
1発合格を狙うならばやはり
独学よりもユーキャンや四谷学院などの
通信教育講座の受講をおすすめします。
受講料は大体5万円前後です。
認められれば受講料の一部助成も
あるそうです。
「まあ、何年かかかってもいいわ~」
という方は苦手科目だけを
受講できる塾などもあるので
それをおすすめします。
でも、受験料も2万円近くしますし、
せっかくの休日を何年間も試験勉強に
費やすのはもったいない気もします。
「時は金なり」
「少年老い易く学成り難し」
試験勉強対策に何年も頭を悩ますよりも
さっさと資格を取得して保育士として
バリバリ職歴を積み重ねるほうが
有意義ではないでしょうか?